ブルーの銘仙の着物1着をほどいたので、ゆったりとしたプルオーバーを作るつもりだったのですが、針目の穴が結構大きくなっていて、用尺が足りなかったのでバッグを作ることにしました。レッスンバッグのどんでん返しの作り方は簡単ですが、ハンドル一体型はわかりくいところもありますので、詳しくご紹介していきます。
銘仙の着物をリメイクしてA4が入るどんでん返しのバッグを作りました
この銘仙は1柄18cmもあり、柄合わせも必要なので、その辺も考慮すると美しく仕上がります。
こういった大柄でなく、柄合わせしなくてよいものを選ぶと作るのも楽ですし、用尺も少なくて済みます。
裏地は八掛に使ってあった、キリンモスを使いました。
珊瑚ピンクがレトロかわいいです。
このデザインは、肩掛けできて使い勝手も良いと思います。
着物のサブバッグにもどうぞ。
でき上りサイズ 約 横38 縦29.5 ハンドル高18cm
材料 表地:銘仙着物幅55cm×4枚
裏地:同じ着物幅55cm×4枚+ポケット分適宜
接着芯 裏地に貼る分
紐やボタン、マグネットボタン等
(留め具となるものをお好みで)
型紙 手書きですので、キレイではありませんが、型紙をアップロードしました。
5cmの長さを記載しておりますので、プリントされた際に定規で長さを確かめてください。
張り合わせ線で、bag1と2を貼り合わせてご使用ください。
A4サイズの関係で縫い代が不足しているかもしれません。全て1cmです。
※無断転載、商用利用はお断りします。
※ご自分で作成された作品を販売されるのは自由です。
こちらからダウンロードできます。
型紙bag1
型紙bag2
作り方
- 型紙通りに表地4枚を断つ。
- 裏地をあら断ちし、接着芯をはって、型紙通りに断つ。
ポケット用の布も好みの大きさで裁断しておく。 - 表地裏地ともに中表に合わせ、中央を縫う。
ダーツを縫う。 - 裏地にポケットをつける。
マグネットボタンを付ける場合は、必ず縫い代で2重になったところに穴を開けてください。
裏にさらに接着芯を重ねて貼るとより補強されます。 - 表地と裏地を中表に合わせ、入れ口とハンドルの横を縫う。
上部6cmほどは縫い残す。
片方には、留め具用の紐を挟み込んで縫う。 - 縫い代のカーブに切り込みを入れ、表に返します。
- ハンドルが輪になるように突き合わせをして、表地、裏地ともに中表にして、それぞれを縫い合わせます。
- 本体部分を中表にして、表地同士、裏地同士を合わせ、返し口を残して、縫います。
- 縫い代の接着芯をカットして、アイロンで押さえ、厚みがあるところを縫い留めます。
- 返し口から表に返し、はしごまつり(コの字とじ)で閉じます。
- ハンドルもできあがり線に折って、はしごまつり(コの字とじ)で閉じます。
- アイロンで形を整えて、ハンドルと、横の部分にステッチをかけます。
カーブのミシンステッチに自信がなければ、表地と裏地を同じような色にしておいた方がキレイにみえます。 - ボタンをつけてできあがり。
多少ハリがある布の方がバッグには向いていると思います。
古布で、薄手の布を使う場合は接着芯を貼って補強します。
絣や紬を使ってもステキではないでしょうか?
もちろん現代布でも作れます。
その際は、型紙の中央を輪にして断つと良いですし、ハンドル部分の裏側を表地にして、途中で切り替えて裏布を使うと、ミシンステッチが曲がっていても気にならないと思います。
留め具も色々アレンジしてみてください。
マグネットフック使う場合は、補強を忘れずに!
もちろん、留め具なしでもOK
アレンジは色々できます。
リバーシブルにしても良いですね。