浴衣で長袖のプルオーバーと留袖でチュニックにリメイクされた作品をご紹介します。
浴衣をVネックのプルオーバーにリメイクしました
参考書籍
型紙いらずの着物リメイク 1枚の着物でセットアップ
着物地使いきりで2着作れる!
松下順子
着なくなった婦人用の浴衣で、ブラウス ショートのみを作成しました。
14ページに記載のセットアップを参考にしたのですが、作ったのはトップスのみです。
私はミシンを所持していないので、全て手縫いでほつれ処理をするのに骨が折れました。
また生地の切り出しにも少し苦労しました。
本に載っていたやり方そのものは簡単でしたが、今回使用した浴衣には汗染みがついていたために少し頭を使いました。
汗染み部分を避けて生地を切り出すのにどの部分ならうまく必要分取れるか、パズルのように試行錯誤しながら計算しました。
ただそのおかげで、完成品は外出時に着るに耐えるものになったと思います。
立体感のある袖がポイントです。
作品のバリエーションが豊かで、ただページをめくっているだけでも楽しいと思います。
またほぼ直線で、曲線のパーツがほとんどないので、裁断から縫製まで混乱するようなことはありませんでした。
このように裁縫初心者にもやさしいのもこの本の良いポイントのひとつです。
着ない着物を無駄なくリメイクして、おしゃれにも気を使いたいという方にはおすすめです。
銀糸の入った留袖をチュニックにリメイクしました
参考書籍
今、着たい服が作れる きものリメイク スタイルブック 全作品製図つき
銀糸の入った留袖で、30ページに記載のチュニックワンピースを作りました。
銀糸の流線模様に一目惚れして中古着物店で購入しましたが、着物をほどく作業が本当に大変で苦労しました。
黒留袖は模様部分が限られており、しかも汚れもあったため、参考にした本よりも模様の入りが少なくなってしまいました。
また、リサイクル着物のため色褪せが激しく、生地を大きく取るこのチュニックでは、なるべく色の違いが目立たないように裁断するのが大変でした。
そのため、袖も七分袖より少し短めになっています。
それでも後ろ姿が黒のみにならないよう、肩の部分からも銀糸部分が見えるよう生地を配置してあります。
前ヨークは中心ではぐのですが、元の着物のつながりをそのまま利用しています。
参考作品は後ろファスナーですが、まだ洋裁を習い始めたばかりの私には難しいため、先生に相談し、襟ぐりを広げてかぶりタイプにアレンジしてもらいました。
(34ページに記載のチュニックはほぼ同じデザインで、かぶりタイプの半袖です。)
それでも上手く縫えず、襟が少し浮いてしまいましたが「表から2mmのところにステッチをかけると落ち着く」とアドバイスを頂いたので、綺麗に仕上げる自信がついたら挑戦しようと思っています。
着物の裾裏(おくみ)にも模様があったので、細みのリボンも作ってみました。
胴裏の羽二重はシミがひどかったので処分しました。
作品的にはまだまだですが、模様がモダンなのでカジュアルにも着ることもできて嬉しいです。
原型不要の囲み製図ですので、難しいものではないです。
簡単なものから、アームホールが深く、体に沿うデザインのジャケットやフォーマル作品の作り方も記載されています。
リメイクっぽくないキチンとしたシルエットの作品が多いです。
簡単な手順の作り方しか記載がないので、手慣れた人向きだと思います。