わずかなはぎれを活かすためや、思い出の品を小物にリメイクした等の小さなリメイク作品をご紹介します。ミシンがなくて洋服を作るのはちょっとという方にも、小物だったら気軽にトライしていただけると思います。
子どもの兵児帯をリメイクしてストールピンを作りました
子どもが小さい時に着た浴衣の兵児帯を、思い出として残したくて、ストールピンにリメイクしました。
白地で、多少変色している部分があり、あまり多くは使えなかったのと、ミシンがないので、手でちょっとだけ縫えば、作れるものにしました。
【材料】
・着物のはぎれ
・造花の小花(100円ショップで購入)
・コットンパールのビーズ2つ
・ゴールドのチェーン(ネックレスをリメイク)
・水引き(ゴールド、白)
・ストールピンの台座
・鈴
白で無地の布なので、そのままではシンプルすぎてしまうと思い濃い青の花をリボンの中央につけアクセントとしました。
ちりめん素材の和風感を損なわないようにするため、洋風すぎない花を選びました。
また、水引きとストールピンの台座から垂れるチェーンの色をゴールドで合わせ、色にバラつきがないようにしています。
リボンと台座はレジン液で接着し、取れにくいように工夫しています。
チェーンにぶら下がる鈴は、ストールピンを付けたときにチリチリと涼やかな音が鳴るようにしています。
布が柔らかいので、リボンの形が崩れやすいところが難しかったです。
また、布目も粗くリボンを作るときに糸で縫い合わせて作っているのですが、玉結びや玉留めが小さいと布目をすり抜けてしまうので、糸が解れてしまわないようにするのも苦労しました。
ボンドでもリボンは作れるのですが、あえて糸で縫い合わせることでふんわりとした雰囲気に仕上がりました。
(ライター:ぽりふぇ)
母の昔の着物のはぎれをリメイクした小物入れ
母が持っていた昔の古い着物をほどいて小物入れを作りました。
外は古典柄の着物と裏は薄い長じゅばんの布の間にキルティングを挟んで厚みをだしています。
なので柔らかい仕上がりになりました。
小物のケーズのボタン部分が取り付けが難しかったです。
絹が繊細なので十分気をつけながらハリを刺していって周りのステッチの部分も小さく針の穴の間隔も一定になるように気をつけました。
繊細な布なのでそして昔のはぎれなので大事にリメイクしました。
母が持っていた布で、間違えるともうダメなのでじっくり時間をかけて作りました。
わからないところは母に少し教えてもらいながら作業しました。
スナップの部分は閉じる部分の位置を合わせて糸でつけないと布がずれて合わないので気をつけて何度も閉じた状態でしるしをつけて付けました。
この小物入れは、「ハギレで作るかわいい布こもの」
とういう本の前半ページの小物特集を参考にしました。
ボタンの所などは少し自分流にアレンジして使いやすく、作りやすくしたかったので本のままではなく、この布の使える大きさが限られていたのでスナップにしてアレンジしています。
(ライター:monamyu40)
古い着物と、羽織の裏地を使ったパッチワークの巾着
古い着物と、羽織の裏地(絹地)をほどいた端切れで、きれいなところを選んで使ったパッチワーク部分と、ベースは色が合いそうなむら染めのコットン地(黒)を使ってみました。
もともとが昭和の時代の着物だったので、
シルクの生地は、よく見るとうっすらと汗染みのような汚れや色むらがあったり、繊維が傷んでいるところがあったので、つかえそうなところを丁寧に探しました。
オシャレ着洗いの洗剤で丁寧に洗ってタオルドライし、アイロンをかけて地直しをしてから図案を考えてはさみを入れました。
ピースワークを仕上げてから、裏に薄手の接着心を貼り付けました。
そうすることで古いシルク地の強度が増し、パッチワークの模様がよれたりしないためです。
テープ状に裁断したピースを組み合わせて作ったパッチワークでしたが、裏側の縫い代の処理もアイロンを使って丁寧に行うことで、表側の仕上がりがきれいにできたと思っています。
差し色にした紫もシルク地でしたが、比較的新しい着物のハギレで、淡い色のオレンジの生地と比べると発色が違っていて、合わせてみて時代の違いを実感しました。
(ライター:TAKINOHIMEMIKO)