京都の2大骨董市|東寺の弘法市と北野天満宮の天神市

アンティーク着物リサイクル着物、古着、古布を買う

京都の東寺の弘法市は、真言宗の開祖である空海上人の月命日である毎月21日に開催される大規模な骨董市です。開催日には1200とも言われる露店が出店され、たくさんの買い物客が訪れます。北野天満宮の天神市は菅原道真の誕生日と命日にちなんで25日に開催されています。

京都東寺の弘法市は店舗数も観光客の数にも圧倒されます


東寺の弘法市はとにかく出店されている店の数と買い物、参拝に訪れた観光客の数にまず圧倒されます。

開催は朝8時から夕方4時頃まで。
その中で多くの店を回り、自分の感性に合うものを探し出していくのがとっても楽しいと思いますし、1日いても飽きません。

アンティーク着物着物に関しては、かなり古いものや、状態が良くなくリメイク用として売られているものから、状態の良い着物がほとんどというお店まで、さまざまなお店が出店しています。

いわゆる掘り出し物を見つけられるイベントですが、商品の清潔さなどもバラバラなので、分からないことがある場合はお店の人に相談した方が良いと思います。
また、アンティークの草履やバッグなど和小物類もたくさん売っています。

古布や着物以外には、洋服等の衣類、その副資材、アクセサリー、手作り作品、伝統工芸品、陶器、食器、花瓶等の骨董品、おもちゃ、ガラクタ等、多くの種類のものが売られています。
出店者もプロの骨董屋さんから個人の出店までと幅広く、値段も数十円のものがあれば数百万円もするものまであります。

お店の人も気さくな人が多く値段交渉なんかもできる場合があるのでダメ元でチャレンジしてみるのもいいかもしれません。

干物や漬物、はちみつ等の飲食物もあります。
また、飲食屋台等も出ているのでお祭り気分が味わえます。

1200点ものお店が出店されているだけあり、見て回るのにもなかなか体力と時間を要します。
小腹が空いたら回転焼きや五平餅を買い、昼時にはうどんやおでんも食べられます。

ちなみに毎月第1日曜日に開催されるのはがらくた市で弘法市よりも空いています。

東寺
〒601-8473 京都府京都市南区九条町1
近鉄東寺駅から徒歩6分


【弘法市に行かれた人の感想です。】

弘法市で数種類の古布の端切れとアンティークのボタンを購入しました。
端切れはつなぎ合わせてテーブルクロスを作り、ボタンの方は既に持っていたシャツのものと付け替えました。
他にはグラスや古本などの雑貨を数点購入しました。
子供用の着物の古着屋がありどれもかわいらしい柄のものだったのでリメイクしてトートバッグを作ろうと思いましたが、値段と予算の折り合いがつかず断念しました><
とても低価格で着物や帯を売っているお店がたくさんあり必ず欲しくなりますが、家に保管場所がないことを考え断念します。
1枚500円から1000円程度で販売されているものが多く、洗えば着れると思います。
ほどいて生地として使い、和小物等にリメイクするのにも抵抗のない価格ではないでしょうか。
帯や下駄、鞄を一緒に弘法市で購入したとしても、新品の着物1枚購入するのと比べればかなり安く収まります。
大正ロマンという言葉がぴったりな、古典の花柄の着物がありました。
深緑色の生地に大きな花がたくさん描かれていて、そのまま着ることはもちろん、鞄などにリメイクしてもいいと思いました。
また、逆に現代には無さそうな斬新な色の組み合わせの着物も気になりました。
着物初心者の私が着ても様にならなさそうですが、一般的な着物を十分に着こなすことができる人が取り入れたら、おしゃれだろうなと思いました。

京都の北野天満宮の天神市ではアンティーク着物や伝統工芸品の出店が目立ちます

北野天満宮の御祭神である菅原道真の誕生日6月25日、亡くなられた2月25日にちなんで毎月25日に開催される、天神市ですが、12月25日の終い天神と1月25日の初天神はとてもにぎわいます。
命日の2月25日の天神市は梅花祭も行われ、北野天満宮に行くまでの道も大勢の人でにぎわいます。
開催時間は朝の7時~夕方17時頃まで。
約300店が出店されます。

一口に骨董市といっても様々なものがありますが、北野天満宮の天神市では特にアンティーク着物や伝統工芸品の出店が目立ちます。

普段着として着やすい1000円の小紋や紬が山積みになっていたり、ハンガーに鮮やかな大正ロマンな着物がずらりと吊るされていたり、購入しなくても店を覘くだけでもすごく楽しいです。

流石、古都で行われる骨董市なだけあって、出品されている着物はどれもとても素敵です。

着物好きのガチ勢の方はもちろん、初心者の方やまだ着物を持っていない方にこそ是非行ってほしいです。

ネット通販などの安い着物はデザインが良くないものが多く、初心者の方には選ぶのが難しいですが、天神市なら着物はほぼハズレ無しです。
店員さんも着物の知識が豊富ですし、お客さんも着物に詳しい方が大勢いるのでアドバイスも沢山貰えます。

着物のデザイン、値段、品数においてこれ以上の骨董市はないと思います^^

【北野天満宮の天神市に行かれた人の感想です。】

天神市には今まで何度か足を運んだことがあるのですが、今回はそこでかんざしとアンティークの着物を購入しました。
かんざしはキセルをそのまま使った大胆なデザインのものでとても気に入っています。
同じ店に、竹尺で作ったかんざしや花札を使った粋なかんざしもおいてありました。
着物は普段着用に銘仙を購入しました。
アンティーク着物の中でもこの銘仙は特にサイズが小さいので、内は半襦袢、足は靴下とローファーかブーツとのコーディネートを楽しんでいます。

北野天満宮
〒602-8386 京都府京都市上京区馬喰町
京福電車白梅町駅より徒歩5分

天神市の日は駐車場の利用はできません。

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