京都市内にはその土地柄か、アンティーク着物、リサイクル着物、古布、古裂を扱うお店が数多くあります。その中で、帯が豊富な「着物 だいやす」、古裂の老舗「ちんぎれや」、レンタルや写真撮影他オリジナルデニム着物と前衛的な「宮川徳三郎商店」、有名古着屋の「原宿シカゴ京都店」をご紹介します。
京都府京都市の「だいやす」は帯の種類がとても豊富
京都府京都市のだいやすは、
定休日はなく年末年始やお盆以外はほぼ毎日営業しています。
1階の店内は、普通の着物屋さんに見えますが、2階に上がるとその着物や反物と帯の量や種類に圧倒されます。
高級紬をはじめ、アンティークの着物、リメイク用の少し難があるものや、帯や帯締め、バッグ、下駄など小物類もたくさん売られています。
新品の小物や、反物もたくさんあって、新品の着物も仕立てられます。
着物の中には、かなりの年代物だと思う商品もありますが、まだ十分に使用できるものばかりだったと思います。
商品がきれいに整理して置かれていて、詳しく説明もしてもらえるので、アンティーク着物に馴染みのない方でも利用しやすいお店だと思います。
未使用のきれいな濃いピンクの蝶柄のアンティーク帯が格安で売られていたのですが、丈が短く普通の帯として使用できない物だったので諦めました。
子供の浴衣用だったら使えそうだと思いました。
自分に娘がいたら、絶対に購入していたと思います。
また、とても素敵な珍しいデザインの博多織の名古屋帯が売られていたのですが、値段を確認すると一緒に重ねて置いてあった他の商品とは一桁違いました><
自分には少し地味すぎる色合いであることもあり、諦めました。
少しご年配の女性が気軽に使っていらしたらおしゃれで素敵だなと思いました。
着物 だいやす
着物 だいやす
〒600-8494 京都府京都市下京区傘鉾町 四条通西洞院西入傘鉾町41
TEL.075-213-1113 / FAX.075-708-6777
営業時間 午前10:30~午後18:30
年中無休(年末年始、お盆のお休みはブログで)
京都の老舗ちんぎれやは江戸時代の古裂も
明治35年創業の老舗「ちんぎれや」は、京都の三条駅から八坂神社、知恩院に向かう途中にあります。
ちいさなお店ですが、裂という看板がかかっているのでわかると思います。
小さなお店なので大勢で押し寄せるよりも、少人数で尋ねた方がお店の雰囲気を味わえます。
老舗の面持ちで、少し中に入るのにためらっていたのですが、お店の方が出てきてくれてとても親切な対応をしてくださいました。
古裂を選ぶ際も気軽に相談に乗っていただけます。
ちんぎれやでは、とても貴重な江戸期、明治初期の古裂を専門に扱っています。
小紋の生地等、様々な柄が豊富に揃っていました。
江戸時代だけでなく大正時代の古布もあり、茶系統にオレンジ色の小紋柄を購入すればよかったと後で後悔しました。
古布を選ぶのにとても時間が経つのが早く、楽しい時間を過ごすことが出来ました。
作るものを決めてからこのお店に行っていたら、色を合わせながら探すことが出来たので残念です。
古裂で作られたがま口がたくさんあって、1つ1,000円の豆がま口をお土産に10個買われている人がいました。
中、大サイズのがま口も置いてあり、そんなに高くないです。
品数が豊富に揃っているので送る相手の好みを探すのも楽しいと思います。
可愛い柄や粋な柄等豊富に揃っているので、様々な年代の方に京都みやげとして喜ばれると思います。
ポーチや巾着、名刺入れも販売されていました。
後で、この店をネットで調べたら老舗だったと分かったので、古裂かがま口を購入しておけばよかったと思いました。
ちんぎれや
〒605-0089 京都府京都市東山区縄手三条南入元町372番地の1
TEL:075-561-4726
FAX:075-531-6709
営業時間:10時~18時
定休日:日曜日(月曜日が祝日の場合のみ営業)
京都市の宮川徳三郎商店はアンティーク着物のレンタルやデニム着物も
アンティーク着物の専門店、宮川徳三郎商店はアンティーク着物は販売だけでなくレンタルも行っています。
さらに、写真撮影もあり、中でも人気なのが京都ロケの和婚プラン。
京都ならではの場所で、旅行を兼ねて遠方の方からも人気です。
七五三、成人式、結婚式の披露宴等レンタルできる品ぞろえで、上品な雰囲気の留め袖やゴージャスなアンティークの振袖、普段着使いしやすいカジュアルなものまでたくさんのアンティーク着物が揃っています。
アンティークならではの上質な着物が多く、お正月の初詣は勿論のこと、クリスマスや誕生日等のホームパーティー、宮川徳三郎商店のお品物だったら、結婚式のお呼ばれにも使えると思います。
ピンクと紫の大きな牡丹の花柄の可愛らしいアンティーク着物をコーディネートしてもらいました。
本当ステキで、欲しいと思ったのですが、予算の都合で購入はしませんでした。
私が気に入ったのは振袖で、改まったお席用ですが、もう少しカジュアルなラインを選べば、普通にお出掛けにも良いと思いました。
宮川徳三郎商店さんのオリジナル商品もあります。
デニムの着物や袴は、着物のように扱いを丁寧にする必要もなく、シミもまた味がでます。
生デニムなので、経年によるウォッシュ感やヒゲが出て自分だけの着物に育っていきます。
HAKA-MAXX (ハカマックス)というデニムの袴もカッコいいです。
こちらは、ウォッシュ加工のサービスもあります。
角帯ベルトもアンティーク着物やデニム着物によく合います。
結ばない帯もありますし、上下2本のベルトで、帯の微妙な締め具合を再現できます。
本革を使用しているのが尚素敵です。
京都アンティーク着物 宮川徳三郎商店
宮川徳三郎商店
〒615-8073 京都府京都市西京区桂野里町32−4
090-1223-0936
営業時間:12時半~18時
水曜日定休
原宿シカゴ京都店は着物の数に圧倒される
「原宿シカゴ」は都内、京都に店舗を展開している古着屋です。
京都店は、寺町通りにあります。店前に着物が展示されていて、ネオン看板で見つけやすいと思います。
他にも、原宿竹下通り店、表参道店、神宮前店、原宿店、下北沢店、吉祥寺店があります。
原宿シカゴでは、洋服、和服ともに古着が売られています。
アンティーク着物となると、一般的には値段が高いですよね。
このお店はほとんどが安い商品なので、気軽に買うことができます。
京都という土地柄か和服の数がとても多く、時季によって浴衣やウールなどたくさんの種類があります。
アンティーク着物、リサイクル着物、帯や帯紐、帯留めや半襟など、小物も豊富で、なんと常時2500点ととにかくその品数に驚かされます。
羽織やアンティークならではのかわいい柄の長じゅばん等も売っているので、洋服に合わせてはおりものとして着たいという方も満足すると思います。
洋服も売っているので、自分の手持ちの洋服に似たものと合わせてみれば、コーディネートのイメージもしやすいと思います。
数は少ないですが、男性ものの着物も販売しています。
婚礼着物もあるので、単純に着る方はもちろん、コスプレやリメイクをしたい方にもおすすめです。
安価なものからアンティークの高価なものまで相当数種類があるので、じっくり選べば好みのものが見つかると思います。
サイズも豊富なので、自分の体型に合う商品はあるはずです。
帯は作り帯もあり、自分で結べなくても大丈夫な商品も多いです。
特に京都店は和服も多く揃っているので、外国人観光客の方にもおすすめです。
とにかく着物が好きな方、現代風の柄より古典柄や個性的な柄が好きな方、小物が欲しい方におススメします。
【原宿シカゴで商品を購入された方の声】
原宿シカゴ京都店
原宿シカゴ 京都店
〒604-8061 京都府京都市中京区寺町 六角下式部258
075-212-5391
営業時間:11時~20時
あとは、布としてリメイク用に購入しました。
柄が気に入ったアンティーク着物もあったのですが、着物を着るスキルと普段着にする勇気がなく、断念しました。